青いもるぽん

Pokemon @hanbun_pom

さかさバトルで思う細かいこと1

未開拓なルールなので暇つぶしに色々と考えていきます。
思いついたことがあったら随時追加していきます。


○練習をする機会
いまのところない。すべて妄想でやる。

○タイプ相性環境
通常時→さかさ時
・50組の こうかばつぐん → こうかいまひとつ
・61組の こうかいまひとつ → こうかばつぐん
・8組の こうかがない → こうかばつぐん

まず、「こうかがない」を見られる場面が非常に少なくなる。ふゆう・ちょすい といった特性など特殊な状況でしか攻撃を無効化できない。
タイプ相性全体としても「こうかばつぐん」の機会が増えるうえ、今までもあったいわゆる「いまひとつでも痛い攻撃」が多くなるため、殴り合いでは比較的攻撃的な関係の環境になることが予想される。
また、「おにび」「キノコのほうし」「でんじは」「どくどく」など、基本的に状態異常にするような補助技は自身のタイプに対して無効であることが多く、また同タイプで攻撃をしても半減であることが多かったが、さかさバトルでは補助技を撃って無効なタイプには自身のタイプ一致の攻撃が抜群で通ることが多くなる(これは相手側からしても同じではあるが)。つまりモロバレルvsモロバレルのような状況が泥仕合にはならない。
「いちげきひっさつ」の技も単純なタイプ相性では無効化できなくなるため、例えばグライオンの「ハサミギロチン」の使い勝手がよくなったりと、耐性が少なくなったから耐久型のポケモンに向かい風であるかというとそうとも言い切れない。

○個別タイプごと

・ノーマル

攻撃面で半減されることがなくなり、弱点をつかれるゴーストに対してはこちらからも弱点をつけるという隙のなさ。
逆に、一部のタイプ以外とはもともとお互いに等倍で殴りあうことが多いタイプなので、さかさバトルで一番優遇されているように見えて、一番通常時との変化が少ないタイプとも言えるかもしれない。

ノーマルの複合タイプは少ないが、その中でもメジャーなのがノーマル・ひこう
いわ・はがねに対してはどちらのタイプでも抜群がとれるようになり、でんきに強い。

通常時では抜群を取れないタイプなので、そのかわりに性能が良いというような技がノーマルには多く見られる。
例えば「しんそく」「ねこだまし」「いかりのまえば」など。このルールではよく見かける技になるだろう。


・ほのお

いわゆる御三家、くさ・ほのお・みずのうちの1つ。
それぞれ3すくみであることに変わりはないが、同じタイプで向き合った時に抜群を取り合うことになる。
となると、いままでは半減の技を無効にしていた「もらいび」「ちょすい」「そうしょく」などの特性は自分の弱点を1つ消す扱いになり、これらの特性を持っているほうがミラーでは有利になりやすい。
「おにび」等を使う場合も、相手のもらいび持ちに受けられるとそのまま高火力の一致弱点をつかれてしまうため、これまで以上に注意が必要になる。

攻撃面ではくさ・こおり・むし・はがねの4タイプに半減されるようになるため、もらいび等を考えても一番相性の良いサブウエポンはくさタイプになる。

また、ほのおタイプは通常時に6つの耐性を持つ鋼タイプに次ぐ防御寄りのタイプである分、さかさバトルでは弱点が非常に多くなる。参考までに通常時に弱点が多いくさタイプ・いわタイプでも弱点は5つである。
リザードンのようなひこうタイプとの複合タイプに対してはじめんが等倍になり、いわが1/4、くさ・むしが4倍。ステルスロックに強い耐性を持つタイプになる。

通常時とは異なりみずタイプに強くなるため、「あまごい」状態のみずタイプの技も耐えやすくなり、逆に「にほんばれ」状態で撃つ炎技を相手のみずタイプが耐えることは難しくなる。


つづく

つづいた(ちょっとだけ)

・みず
いわゆる御三家 くさ・ほのお・みずタイプのうちの1つ。
前回のほのおと同じく、さかさバトルではみずタイプ同士で対面した時に抜群を取り合うことになる。

さかさバトルでは無効・半減の機会が減り抜群の機会が増えるため、単純な攻撃同士の対面には素早さが大事になるはず。
そしてみずタイプは天候と「すいすい」により素早さと火力のどちらも強化できる唯一のタイプ。(ほのおタイプの「ようりょくそ」は未実装なので・・・)
このルールでの単純な殴り合いにおいて最も隙のないタイプはノーマルだが、天候によって殴り合いに強くなれる雨パはノーマルが強いこのルールでも見かけることになるだろう。

そのみず技の通りは、ほのお・じめん・いわに半減、みず・くさ・ドラゴンに抜群。
くさに強いのはこのルールでは結構偉いかもしれない。次の項で解説するが、このルールのくさタイプはかなり強いことが予想されるため。
また、ドラゴンもミラー以外に等倍以上が取れて種族値が高い優秀なタイプになるので、これに抜群が取れるのも大きい。
みずタイプミラーはやはり「ちょすい」があると有利だが、大体のみずポケモンが覚える「れいとうビーム」で簡単に抜群をとられてしまう。
余談だが、みずタイプに抜群なこおり技として通常時では重宝する「フリーズドライ」もさかさバトルだと「れいとうビーム」のほうが威力が高いので価値が低くなる。

相手をみずタイプに変更する「みずびたし」はこのルールでは相手の火力低下と自分の火力強化を両方こなせる面白い技になる。
もっと細かいところでは、普段は滅多に見ない「みずあそび」も自分の苦手なほのおタイプを弱体化できる少しマシな技になる。
ちなみにこの「みずあそび」という技、使用したポケモンが交代しても効果が持続するようになっていたり、倍率が1/2から1/3に変わっていたりと地味な変更がされているらしい。


・くさ
いわゆる御三家シリーズ、3個目はくさタイプ。
いきなりタイプ相性から書くと、
攻撃面:ほのお・くさ・どく・ひこう・むし・ドラゴン・はがねに抜群 みず・じめん・いわに半減。
防御面:みず・でんき・くさ・じめんから抜群 ほのお・こおり・どく・ひこう・むしを半減。
びっくりするほど抜群が取れて、耐性の数も多い。

くさタイプは基本的なタイプ相性面も種族値面も不遇気味だった代わりに、補完としての相性や補助技の優秀さがウリのタイプだったので、さかさバトルではタイプ相性がなかなか良好になったうえ補助技は優秀なままの強いタイプに。
特に今作からくさタイプに粉系の技が効かなくなったり、「やどりぎのタネ」は元々くさタイプに無効だったりしたが、補助技がきかなければ同タイプで攻撃すればよくなった。これは相手からしても同じ。
補助技などの搦め手<ラムのみや挑発などの対策<殴り合い<補助技 といった環境の流行的な3すくみは何かしら発生するので、その中でこれらの複数の要素を兼ね備えたくさタイプが活躍できる。

くさタイプの技を無効化する「そうしょく」を持つポケモンは普段の対戦ではあまり見かけないが、このルールでは意外な強さを見られる可能性がある。