青いもるぽん

Pokemon @hanbun_pom

構築経緯解説:ルナゼルネトリパ 3種のハーブ入り [VGC 2019 Ultra Series]

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VGC2019 ultra

 今回は自分がVGC2019 Ultra Series (S15 WCSレートルール) で用いた構築の紹介となるが、1つの構築を組み上げた経験から得られる知識や感覚は、ルールに関係なく共有できるものだと考えている。
この記事が、皆さんが構築を組む際の参考になれば幸いである。

 

  • 主な戦績

S15 WCSレート 1805 (4月13日時点で13位)

JCS2019予選 34勝11敗 レート最高1783 最終1771

  • パーティ構築経緯

この記事のメインコンテンツ、構築経緯。

1. 構築全体の方針
2. トリックルームとジオコンゼルネ
3. 試合の流れの想定
4. 基本選出:トリルパーツ
5. 基本選出:サポーター
6. 基本選出以外の方針
7. 細部の調整

の順に紹介しようと思う。

 1. 構築全体の方針

「読み負けの少ないパーティを組むこと」
により、勝率の向上を目指した。

まずVGC2019というルールは基本的に、選出する4匹中2匹が伝説ポケモンであることが多い。伝説枠は一般枠と比較して、火力や耐久に優れるからだ。しかしその反面、伝説枠はSが中途半端で、サポート性能が低い傾向にある。
そこで、一般枠で猫騙し、S操作、催眠などのサポートを一般枠で行い、伝説ポケモンの行動の機会を最大にするのが、このルールで勝つための一般的な作戦であると思う。

この、上記の3つの主なサポート(猫騙し、S操作、催眠)が対戦に読み(≒選択肢、択)を生み出す原因であると考え、読み合い勝負に極力勝つために「自分は最大限の択を持ちながら、相手からの択はなるべく拒否する」ための構築の方針をまず定めた。


猫騙し:殆どのパーティに採用されており、技の性質上、撃つ方向などの様々な択を生み出す。

方針
 猫騙しを採用する

 猫騙しで怯まないタイプや特性のポケモンを使う *1


S操作:トリックルーム&追い風の両立など、読み間違えると一気に不利になるような択がある。

方針
 トリックルームを基本選出にする(これ1つで多くのS操作のカウンターになるため)
 トリックルームの有無に関わらず後手にならないポケモンを使う

催眠:催眠技を使うポケモン、催眠対策になるポケモンの選出の択がお互いに発生する。

方針
 催眠技が使えるポケモンを採用する

 しんぴのまもり、なやみのタネ、いやしのすず等を自然に採用する *2

 

 2.トリックルームとジオコンゼルネ

定めた条件の中でも難しいのが、「トリックルームを基本選出に」しながら、「トリックルームの有無に関わらず後手にならないポケモンを使う」ことであった。結果から言うと、トリックルームとジオコンゼルネを同時に使う」方針により、この条件を満たすことにした。

一見、トリックルームとジオコントロールの相性は悪いようにも感じる。
しかし実際は、トリル中*3にゼルネアスが場に出たとしても、ジオコントロールや守るで自然にトリルターンが経過するため、トリル終了時にちょうど有利な展開になりやすいこと。また、ゼルネアスミラーや先制ジオコン等のためにSを高めなくてよいため、自然にゼルネアスの耐久と火力に十分な努力値を配分できること。さらに、ゼルネアスと相性が良い一般枠*4はトリル下でのサポート性能が高いことから、ジオコンゼルネを使う上でトリックルームは有効に働き、トリックルームを使う上でもジオコンゼルネは弱点であるトリルターン切れを補う関係であると考えた。

 3. 試合の流れの想定

大まかな想定は以下の通り。

トリックルームを使う

トリル下アタッカーを出す

アタッカーで相手の行動を制限しながら、ゼルネアスで積む隙を作る

トリル切れから残りのポケモンをゼルネアスで制圧する

猫騙しや催眠によるサポート

この流れに沿って試合を進めやすいように、採用するポケモンを決めていった。


 4. 基本選出:トリルパーツ

トリックルーム要員にはルナアーラを採用することにした。
理由は本当に色々あるが、冒頭で述べたように「最大限の選択肢を持てる」ことが決め手ルナアーラは、
猫騙し無効と特性による止めにくさ
・専用Z技による瞬間高火力
・おいかぜの存在
ワイドガードの存在
等、相手にすると読み負けを招く要素を多く持つポケモンであるため、相手の強気な行動を許しにくい。トリックルームは発動時が無防備であり、猫騙し、吠える、Z技、催眠など、ありとあらゆる手段により妨害されうるため、相手に強気に動かれないようにする価値は高い。*5

使う側としても、タイプ、特性による行動保証と、一貫性の高い高火力Zは重宝する。さらに選出負けしないための条件の1つ、催眠対策の「しんぴのまもり」を自然に採用できるのも非常に使い勝手が良い。

次に、ルナアーラの他にトリルアタッカーとなる一般枠を採用することにした。*6
この枠も本当に色々悩んだが、ツンデツンデをトリルアタッカーとして採用した*7
ルナアーラ+ゼルネアスの2匹で手間取る相手の多くに打点があるアタッカーであることが一番の理由である。具体的には、対ゼルネアス、レックウザガオガエンイベルタルツンデツンデ、カプレヒレモロバレルクロバットナットレイ辺り。
A131 S13から一致岩雪崩という削りに便利な範囲技と、ジャイロボール、ばかぢからという単体高火力技を使え、相手のポケモンを縛る盤面を作りやすい=ゼルネアスで積む隙を作りやすい

また、ツンデツンデガオガエンに妨害されるイメージが強いが、ルナアーラと組み合わせることにより、トリックルーム下で相手のガオガエンが既に場に釣り出されている盤面を作りやすいのがよく噛み合っている

さらに、ダメおしの「しろいハーブ」をもたせることで、トリルアタッカーとしての安定感がさらに高まることにも気付き、採用に至った。

またアタッカーとしてだけではなく、詰め筋としても使えるのも採用理由の1つ。
「苦手とするグラードンカイオーガさえ削りきれば、ツンデツンデで詰ませられる相手が結構いる」のである。相手を削り切る勝ち筋と、詰ませる勝ち筋の両方があると、ゲームプランを立てやすい。ガオガエン、ゼルネアス、レックウザツンデツンデ辺りが相手なら、2vs1であっても十分勝てる点が優秀だった。


 5. 基本選出:サポーター

最初に決定したメインサポーターはガオガエン。これも理由は様々だが、特にこのパーティにおいて重要なのは「対グラードンの妨害性能が高い」「ゼルネアスに弱くない」ルナアーラの隣に置くことで猫騙し役としてのSの遅さが気にならない」「威嚇によりルナアーラガオガエンZを耐えるようになる」「ルナアーラの苦手とする悪・霊に耐性がある」「トリルターン切れに合わせた時間稼ぎができる」辺りだろうか。

特に、対グラードンにおける妨害性能の高さは、ツンデツンデやゼルネアスといった本来グラードンに有利ではないポケモンをエースに据える上で最重要の役割となる。例えば対グラゼルネでは、まずツンデツンデの処理のためにグラードンが場に出される展開になりやすい。それを岩雪崩等で削った後に、消耗したグラードンをゼルネアスで削り切って勝つ展開が多い*8。この時、ゼルネアスとグラードンの相性関係を逆転させることができるポケモンこそがガオガエンであると考えている。

ここまでの4匹ルナアーラガオガエンツンデツンデ、ゼルネアス)が主に対グラードンの基本選出となる。

 6. 基本選出以外の方針


基本選出では、ガオガエンルナアーラの先発では不利になる対カイオーガルナアーラクロバットなどが厳しい。そのため残り2匹でこれらの対策を考える必要があった。

基本選出で厳しい相手の対策には、大きくわけて2つの方針があると考えている。
①基本選出とは異なる勝ち筋
②基本選出の勝ち筋を通すための別ルート

例えば今回の場合で考えると、
①「トリックルームではなく追い風要員を選出する」「基本選出のエースと役割が異なるエースを選出する」
②「別のトリックルーム要員を選出する」「別のサポーターを選出する」「基本選出のエースと同じような役割だが微妙に特性の異なるエースを選出する」
などが考えられる*9

①②どちらの方針にもメリットはあるのだが、今回は②の方針に定めた
理由は以下の通り。
・どちらかというと今回はエースではなくトリックルームの発動に課題があること
・基本選出にいる伝説枠を選出しないとパワーの低下が著しいこと
・①の選出では別の課題が生じがち(不利な選出択が発生しがち)なこと

(余談だが、①の方針は6匹全体を的確に選出できた場合には対応範囲が最も広いため、BO3のルールなら①の方針にするメリットが大きいように思う)

残り2匹の1匹目には、カイオーガルナアーラに強いポケモンとしてガルーラを採用した。
トリルアタッカーであるツンデツンデは、対グラードンでは場に繰り出すことが難しくないのだが*10、対カイオーガではそうもいかない。そこで、トリックルームの発動サポートから、そのまま対カイオーガの削りが行える枠を考え*11メガガルーラの採用に至った。カイオーガはゲンガーやルナアーラと同時に採用されていることも多く、その点でもゴーストタイプ全般を牽制できるガルーラは適任である。

 これで、ルナアーラ、ガルーラ、ツンデツンデ、ゼルネアス)が主に対カイオーガの基本選出*12となった。


最後の1匹は、ガルーラの決定と同時に、モロバレルに決定した。 
催眠技を使えるポケモンを採用するという当初の方針にも合致しており、基本選出で問題なく対処できるカプコケコやカプレヒレを始めとする、催眠対策枠ポケモンを相手に選出させる可能性を高められる。

また、猫騙しだけでは解決できないトリックルーム対策を、「いかりのこな」により解決することができる。トリパを使う上で「猫騙し」「この指」両方のルートを用意しておくことは重要だと考えている。これも「最大限の選択肢を持つ」方針の1つであると思う。この場合、トリパを対策する側は、2つのルートを当てて互角、外すと不利になりがちであるのに対して、トリパを使う側は迷ったら「この指」ルートでトリルさえ貼れば互角以上の展開になりやすいのが大きい。

選出対象は、前述したクロバットの他に、カプテテフ・アマージョ絡み、ルナアーラ+ガルーラやドーブル、などが挙げられる。しかし、モロバレルを採用しただけでは、特にクロバット対策がまだ十分とは言い難い。トリル発動はできたとしても、クロバットから「挑発」を受けたモロバレルは置物同然であり、その次のターンに繋がらないからである。
そこで、「メンタルハーブ」を持たせることにした。このルールのモロバレルは一撃で倒される危険性が高いため、一般的には襷や半減実が強い。しかし、このモロバレルは相手にクロバットが居た場合に選出すると決めており、さらに「相手にクロバットが居た場合、ほぼ確実に先発に出てくる」のである*13クロバットが出てきた場合、挑発がメンハで解除され、そのままモロバレルが倒されなければ次のターンから催眠が通って超有利になる*14。挑発の後に一撃で倒されても、そのままツンデツンデクロバットの前に出せるので有利である。

また万が一、何故かクロバットが出てこなくても、上記の通り、この指ルートなのでトリルさえ貼れていれば互角程度には進められる。

また、モロバレル選出対象であるクロバットアマージョ絡みはカイオーガとの同居が多いためモロバレルの草タイプが活き、カプテテフ、ルナアーラ絡みはこちらのルナアーラがアタッカーとして役立つ展開が多いため、催眠や怒りの粉によりルナアーラの行動回数が稼げるメリットが大きいことも優秀である。

これで、ルナアーラモロバレルツンデツンデ、ゼルネアス)が主に対クロバットルナアーラ等の基本選出となった。

 


 7. 細部の調整

ここまでの構築経緯や採用理由から、技、持ち物、配分を決めていった。

ゼルネアス

終盤にジオコントロールから相手を削り切るエースの役割なので、技、持ち物はテンプレ通りで、Cに補正をかけて最大限の努力値を配分した。

配分は、Sが特徴的。ジオコン後に最低でもスカーフカイオーガは抜いておきたかったこと、トリル3-4ターン目にジオコンを行う際に、S無振り付近が多いカイオーガより先にD上昇させておきたかったことから、S107-110の範囲に設定した。当然S努力値は0なので、残りの努力値は全て耐久に回した。*15

ルナアーラ

採用理由であるトリル、シャドーレイ(Z)、神秘のほか、「まもる」を採用した。
攻撃技はシャドーレイ(Z)が通る場面でのみ選択するのが一番強いこと、初手でモロバレルと出した際に両守るから安定してトリルを貼りたいこと、ゼルネのジオコンのトリルターン調整のために守りたいことが理由。

配分は、まずSを最遅にした。相手のルナアーラとのS関係がハッキリする、ジャイロボールの被ダメージが減る、無振り90属にトリル下で先制できる、火力耐久に努力値を回せる等のメリットがある。*16
耐久は威嚇込みでガオガエンZを耐えれば十分だと感じたので、残りは全てCに振り切った。

ツンデツンデ

採用理由の「しろいハーブ」と攻撃技3つは確定で、最後の技1つは色々迷った。
候補はワイドガードストーンエッジ、みがわり、サイドチェンジ、まもる、トリックルーム等。この中でも、トリルが切れた後など本来動きにくい場面でも高優先度で使えて、グラカイに対して有効で、ゼルネアスをサポートして勝てる場面が多かった「ワイドガード」を採用した。

配分は、削り役のエースとしてAに補正全振りで最遅。対物理の詰め筋としても頻繁に使うことと、物理4倍弱点を耐えることも期待して、残りはほぼHに振った。*17

ガオガエン

技はまず「ねこだまし」「とんぼがえり」「ほえる」を採用した。ガオガエンのこの3つの技は、それだけで記事が1本書けるぐらい様々な採用理由があると思う*18。残り1枠は、対ゴースト・特殊はガルーラが担う場面が多いことから悪物理やバークアウトは採用せず、対モロバレルや雑多な削りを意識して「フレアドライブ」を採用した。持ち物は、採用理由から対グラードンで最も有効な「シュカのみ」をもたせた。

配分は、特殊グラードン意識(威嚇で弱体化できず、ツンデツンデの処理が早い)で、またグラードンとの同時採用が多いゼルネアスも意識して、慎重HDベースとした。Sはトリル下で相手のガエンに猫を撃つことがあるため遅め。

ガルーラ

数値のためにメガ石。対ゴーストを担うため「きもったま」で「猫騙し」まで確定。技スペースに余裕があったので「かみくだく」「ふいうち」を両方採用してゴースト対策を万全にした。そして主に対カイオーガに使うノーマル技は「すてみタックル」を採用。ガルーラが倒れればそのまま裏のアタッカーに繋がるため、反動があっても火力の高い方を採用した。

配分は、対カイオーガで調整するのは難しかったため、対ルナゼルネを考え目安程度に無補正ゼルネのムンフォ2耐えのDを確保した。Sはカイオーガの下を取れると嬉しいのと、ジャイロボールの被ダメージ意識で最遅。

モロバレル

採用理由から「メンタルハーブ」。技は「いかりのこな」「キノコのほうし」に、ルナアーラとの初手両守るのため「まもる」、アマージョクロバットとセットで対カイオーガをする機会が多いと考え「くさむすび」を採用した。

配分はカイオーガルナアーラZ意識でHD寄り。Sは特定の調整先が思いつかなかったため、トリパということもあり、所持していた最遅個体をそのまま使用した。

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ルナhbC ゼルネHbC ツンデHAd ガエンHD ガルHad バレルHbd
  • 選出

先発
ルナアーラガオガエン
基本的な先発。猫騙し、Zの圧力をかけながらとんぼがえり+トリックルームツンデツンデを場に出す。モロバレルと対面した場合は猫+神秘から。

ルナアーラ・ガルーラ
主に対カイオーガの先発。猫+トリルからそのまま攻撃を続け、後続の死に出しを狙う。

ルナアーラモロバレル
前述のモロバレルの項に書いたとおり。

ルナアーラ・ゼルネアス(後発ガオガエン
相手が露骨にトリパの時や、グラカイがどちらも居ない時などに出せる選択肢の1つ。
相手のゼルネアス対策を先に釣りだしてから、ガオガエンへの交代を挟んで基本の流れに合流する。

 

後発

ゼルネアス
基本的に100%後発に置く。

ツンデツンデ
こちらも基本的に100%後発に置く。

ガルーラ
主に対ルナアーライベルタルネクロズマ等で、ツンデツンデの優先度が低いと判断した場合に「ルナアーラガオガエン・ガルーラ・ゼルネアス」の猫2枚選出をすることがある。威嚇、トンボ、霊耐性の差でガルーラよりガオガエンを先発に置きたい場合が多いので、後発にガルーラを置く。

その他例外

vsメタグロスソルガレオ
ツンデツンデ、ゼルネアス、ガオガエンの3匹で対処しきれないこれらの相手ポケモンがいる場合には、安定した悪打点のためにガルーラを出すことが多く、場合によってはルナアーラの選出すら控える。かなり厳しい試合になりがち。

vsクロバットグラードン
グラードンを考えるとガオガエンを出したいが、トリックルーム発動のためにはモロバレルを出したい。
しかし、ただでさえゼルネアスが通りにくいこの組み合わせに対して、一般枠がガオガエンモロバレルではパワー不足が激しく勝ちきれない。この場合、取り巻き次第でどちらかをツンデツンデやガルーラに変更したほうが勝ちやすい。

vsグラードンカイオーガ
今シーズンでは珍しかった組み合わせだが、この相手には流石にツンデツンデガオガエンも肩身が狭いので、ガルーラ+モロバレルの組み合わせで出すことがある。先発はガルーラが多い。

  • おわりに

 今回の構築は完成度は高いほうだとは思っているが、JCS予選の結果としては微妙に勝ちきれなかった。理由としてすぐに思い当たる問題点は3つあり、
1つ目は、明らかな自分のミスによる負けが3戦以上はあったこと*19
2つ目は、メジャーな組み合わせ*20以外の相手への勝率が低かったこと。
3つ目は、JCS予選の試合数を消化する時間が悪かったこと。

いずれも自分の練習不足が原因と考えることもできる。特に2つ目は練習段階で友人と協力し合うことで、効率よく知識をつけることができたと思う。3つ目も、45戦という少ない試合数なら、レートの低い人が少ない時間帯に効率よく試合数を消化するという意識を持っておくべきだった。

 さて、冒頭に書いたとおり「構築経緯の共有」がしたかったこと、また紹介したパーティは誰とも共有しておらず使用者が自分だけであり記録を残しておきたかったことから、今回このような記事を書いた。

 実際に文字に起こしてみると、頭の整理のためにも記事を書くのは良いことであると改めて思う。しかし、どうしても一度文章を書きはじめると細かい部分が気になり、読むのも書くのも面倒な程の長文になってしまう癖があるので、もう少し簡潔な文章を高い頻度で書けるようにしていきたいと思う。

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 9000文字超という長文になってしまいました。ここまでお読み頂きありがとうございました!

*1:カプテテフ、アマージョは相手からの猫騙しこそ拒否できるが、自分から仕掛けられるサポートに乏しく、アタッカーとしても中途半端であると判断し今回は不採用

*2:カプコケコ、カプレヒレは相手の催眠対策になり、サポーター兼アタッカーとしても悪くはないが、味方のトリックルームや催眠との相性が悪いと判断し今回は不採用

*3:主に3~4ターン目

*4:モロバレルガオガエンなど

*5:いわゆるハッタリだが、ハッタリが効かせられるのも大事な強さの1つだと思う。さらに、「ルナゼルネ」という組み合わせは一般的にトリパではない形で有名なのも、相手の読み負けを誘うのに一役買っていたかもしれない

*6:トリックルーム要員としてのルナアーラは、「アタッカーとして優れる伝説枠をサポーターとして1枠割くためアタッカー不足になりがち」という、無視できない欠点を抱える。

もし一般枠にトリックルーム要員を任せて同様に構築を組むとすれば、

ミミッキュ
+トリルアタッカーとして優れる、「カイオーガ」「グラードン」「レックウザ
+トリルに依存しないアタッカーとして優れる「ゼルネアス」「レックウザ

などの形も考えられたが、これらと今回の構築のどちらが優れるかというと、難しい。

*7:他の候補はギルガルドクチートメタグロスバンギラス

*8:いわゆる役割集中?

*9:PBS金銀のWAの考え方に似ているかもしれない。PBS金銀対戦考察は、今のポケモンにも通じるような考え方の基礎がまとめてあったりするのでオススメ

*10:ガオガエンがとんぼがえりをする余裕があったり、威嚇やルナアーラZのケアでグラードンが一度引くことが多かったりするため

*11:前述の通り、カイオーガを削り切るとツンデツンデで詰ませやすいため

*12:特にツンデツンデが詰め筋となる対オーガレック

*13:こちらの6匹は「精神力」が有効な猫騙し持ちが2匹、「挑発」したくなる補助技が優秀なポケモンが4匹居るので普通出す

*14:基本的にクロバットは催眠対策の役割を担うため、レヒレやコケコとは同時選出されにくい

*15:厳選難度の高い個体を調達して頂いたワイルドさん@ace_wildに感謝いたします

*16:最速にするとルナアーラミラーの同速勝負や対ドーブルの先制神秘ができるようになるが、これらはモロバレルの選出+トリルにより解決できる

*17:ちなみに馬鹿力で相手を倒すと、まずABが下がり、ビーストブーストでBが上がってから、しろいハーブでAも戻る

*18:一言で表すなら最強の盤面操作役。今回は詳細は書かない

*19:必要にレックウザの剣の舞をケアする無駄行動をした(実際は地面技所持でツンデツンデが突破され負け)、両守るで光の壁の最終ターンを稼ぐのを忘れていた、トリルターンを数え間違えた等。それ以外にもいくつか思い当たる

*20:グラゼルネ、オーガレック、レックゼルネ